「横揺れダンス」ブーム到来!子どもの投稿に親はどう向き合う?

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最近SNSでよく見かける、エビみたいにピョンピョン跳ねながら左右に揺れる「横揺れダンス」。もともとは一部の界隈で広まった動きが、小中学生にも一気に広がっていて、ニュースになるほど話題になっています。
この記事では、危険・迷惑行為を過度に煽ることなく、「何が心配ポイントなのか」「親としてどう付き合えばいいのか」を、フラットに整理していきます。

「横揺れダンス」ってそもそも何?なぜ子どもに広がった?

横揺れダンスは、エビが跳ねているようにジャンプしながら左右に揺れる独特な動きで、TikTokなどのSNSで広まったダンスムーブです。もともとは海外の楽曲に合わせて、一部の不良っぽいファッションの若者たちが動画を上げていたところからじわじわ拡散し、日本でも「ヤンキーっぽいダンス」として知られるようになりました。

ブームの火付け役とされるTikTokerが動画を投稿したことで一気にバズり、有名芸人やダンサーも真似をしたことから、一般層にも一気に広がったと言われています。
そこから時間差で、小中学生が「なんか面白い動きがある」「とりあえず真似して撮ってみたい」と、友だち同士で撮影してそのまま投稿…という流れが増え、いまは学校の廊下や公園などでも真似する子が出てきている、という状況です。

一方で、もともとの文化的な背景として「迷惑行為をする一部の層」から広がったムーブでもあると言われていて、そうしたイメージに対して「子どもが真似して大丈夫なの?」と不安に感じる親も少なくありません。


親として気になる3つのポイント(危険性・イメージ・炎上リスク)

横揺れダンスそのものは「ただのダンス」ではあるんですが、親目線で見ると気になるポイントが3つあります。ここを押さえておくと、子どもと冷静に話しやすくなります。

① 物理的な危険性:ぶつかる・転ぶリスク

一番イメージしやすいのが、周りの人やモノにぶつかるリスク。
実際に学校の廊下で横揺れダンスをしていて、振り上げた手が別の子どもの顔に当たってしまった、というケースも報じられています。
狭い場所や人が多いところでジャンプ+横揺れをすると、

  • 友だちにぶつかる
  • 傘やカバンが当たる
  • 教室の備品に当たって壊す
    といったトラブルにつながりやすいです。

ここで大事なのは「ダンスが悪い」ではなくて、「やる場所とタイミングの問題だよね」と整理して伝えること。
・学校の廊下や電車、スーパーの通路 → NG
・広い公園や自宅のリビング(危ないものをどけてから)→ 条件付きでOK
といった、シンプルな線引きを一緒に決めておくと話しやすいです。

② イメージの問題:元ネタの“界隈”とどう付き合うか

ニュースでも触れられている通り、横揺れダンスは「迷惑行為をする人たちの界隈発祥」と紹介されることがあります。
つまり、ダンス自体はただの動きでも、「それをあえてやる人たちのノリ」がセットで見られている、という側面があるんですよね。

子ども目線では「ただの流行り」「面白い動き」にしか見えていなくても、
大人目線だと「ちょっと柄の悪いノリに見える」「学校でやるのは微妙」と感じることも多いはず。

このギャップをそのままにしておくと、

  • 先生に注意される
  • 親世代から「バカっぽい」と評価される
  • 将来、昔の動画が掘り返されて気まずくなる
    みたいな、じわっと効いてくるデメリットにつながります。

なので、「やる・やらない」の二択だけじゃなくて、

・どういう場所・文脈でやると“ダサく”見えちゃうのか
・将来、自分で見返したときにどう感じそうか
を一緒に考えるきっかけにしてあげるといいかな、と思います。

③ SNS投稿の炎上・個人情報リスク

3つ目は、SNSに動画を上げるときのリスクです。
横揺れダンスに限らずですが、

  • 制服・名札・学校名が映り込んでいる
  • 家の周りの風景で住所が特定できてしまう
  • 他の子どもが勝手に映り込んでいる
    こういったポイントが揃うと、炎上だけでなく、プライバシーの面でもかなり危険度が上がります。

最近は、ちょっとした“悪ノリ”動画が切り取られて拡散され、「◯◯中学校の生徒」と特定されるケースも珍しくありません。
横揺れダンスのように、「もともと迷惑行為のイメージと紐づけられやすい」動きだと、よりネガティブに受け取られるリスクがあります。


禁止より「ルール決め」で守る。親子で話しておきたいポイント

「もう横揺れダンスなんて全部禁止!」と言いたくなる気持ちも分かるんですが、実際には、完全禁止よりも「ルールを一緒に決める」ほうが現実的かな、と私は感じています。

1. やってOKな場所・NGな場所を一緒に決める

まずはシンプルに、

  • 家の中:家具から離れた場所・夜遅くはNG
  • 外:人が多いところやお店の中、学校の廊下はNG
  • 公園:人が少ないスペースならOK
    といった「場所のルール」を親子で決めておくと、子どもも判断しやすくなります。

このとき、「危ないからダメ」だけで終わらせず、

・ぶつかったときに相手がどう感じるか
・ケガさせちゃったらどうなるか
も一緒にイメージしてもらうと、納得感が上がります。

2. 撮影・投稿の前に確認する“チェックリスト”を作る

SNSに上げるかどうかは、特に慎重になりたいところです。
例えば、こんな感じのチェックリストを一緒に作っておくのがおすすめです。

  • 制服・名札・学校名が映っていないか
  • 家の場所が特定できそうな背景じゃないか
  • 他の子どもが映っている場合、本人や親の許可は取れているか
  • 過激な言葉やポーズで、誤解を生みそうな要素はないか

ここまで確認してもらったうえで、「それでも投稿したい?」と一度立ち止まってもらうだけでも、リスクはかなり下げられます。

3. 「ダンス=悪」ではなく、“ネットリテラシー”の話題に変える

横揺れダンスをきっかけに、

  • 流行との距離感
  • SNSでの見られ方
  • 将来の自分の評価
    を親子で話せるなら、それはそれで悪くないきっかけだと思っています。

「昔もギャル文化とかいろいろあったし、今は横揺れダンスなだけだよね」と、親側も少しだけ余白を持ちつつ、

  • どこまでなら一緒に笑って見ていられるか
  • どこからが“人を傷つけるノリ”になってしまうのか
    を、一度じっくり話してみるのもアリです。

横揺れダンスは、SNS発の「ちょっとクセのあるダンスブーム」でありつつ、元ネタのイメージや、やる場所・撮る場所によってはトラブルや炎上につながる可能性もある動きです。
大事なのは、「ダンスそのものを悪者にする」ことではなく、

  • どこでやるか
  • どう撮るか
  • どう投稿するか
    という3つのポイントを、親子で冷静に話し合うことだと思います。

今後も似たような“バズり行動”は必ず出てくるので、横揺れダンスをきっかけに、子どもとネットリテラシーやマナーについて一度ゆっくり話してみると、長い目で見て大きな安心材料になるはずです。

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